戸建とマンションどちらがお得?
不動産をご購入される時にテーマになりがちな一つとして戸建とマンション、どちらを選ぶかという
問題です。
もちろん、双方にメリット・デメリットがありますので、どちらがいいとは一概に判断できるものではありません。
今回は戸建とマンションのそれぞれメリット・デメリット、資産価値という観点から比較していきます♪
戸建のメリット・デメリット
メリット
戸建は建物自体が独立している為、プライバシー性の高い生活を送れる事が
まずは大きなメリットといえます。
特に小さなお子様のいる家庭やペットを飼っている人にとっては騒音を気にせずに生活することができます。
もちろん戸建だからといって全くきにする必要がないわけではありませんが、それでもマンションなどの集合住宅に比べれば大幅に過ごしやすいといえます。
費用面においては管理費や修繕積立金といった費用がかからないというメリットがあります。
マンションではローンの支払いが完了したあとでも月々の支払いが残るのに対し、戸建はローンが終了したら定期的に発生する費用はなくなります。
また駐車場に関しては戸建に車両スペースがある住宅の場合は費用がかかることはありません。
マンションでは通常周辺の駐車場相当の費用が発生することを考えれば大きな経済的メリットといえます。
デメリット
戸建は比較的駅から離れた場所に建てられていることが多い事はデメリットにはなります。
郊外などでは車やバスが必須になるケースもあります。
セキュリティ面は個々により変わりはあるもののマンションに比べると高いとはいえません。
玄関以外も窓や勝手口など侵入経路が多く、空き巣等に狙われやすいのもデメリットの一つです
資金面では管理費や修繕積立金は必要ではありませんが、修繕が必要になったとき全額自己負担で出費する必要があります。
築30年以上住んでいる人を対象にした場合、平均556万の修繕費がかかるという調査結果もあります。
以外に盲点となるのが広さです!
戸建の多くは平屋ではなく、2階建てまたは3階建てであり、入居後、洗濯や掃除などの日常的な家事において不便を感じる人も少なからずいます。
マンションになれた人ほどそう感じる人は多いようです
マンションのメリット・デメリット
メリット
マンションのメリットとしては、まず利便性が高い物件が多いことがあげられます。
マンションは比較的時価が高い駅の近くや商業施設の周辺に建てられることが多く、その点においては戸建より利便性が高いといえます。
間取りはマンション多くはワンフロアの「平屋構造」になっている為洗濯や掃除などの家事をするうえで、ご高齢の方や体が不自由方にとっては、階段の上り下りがなく暮らしやすい設計になります。
セキュリティ面でもマンションにはメリットがあります。
オートロックや監視カメラ、管理人の常駐など戸建に比べるとセキュリティは手厚いといえます。
警視庁の統計によると2020年の侵入窃盗の件数では約73%が戸建だったのにたいして3階以下のマンションは約18%、4階建て以上のマンションは約8%というデータもあります。
デメリット
マンションは一般的に戸建よりも面積が狭く、坪単価も戸建よりも面積が狭く、坪単価も戸建よりも高い為、その点においては戸建に劣っているといえます。
ローン以外に発生する月々の費用としては管理費、修繕積立金、駐車場代などがあります。
毎月の支払額が割高に感じられる人も多いかもしれません。
これらの費用はローンの支払いが終了しても必要になります。
これを理由にマンションを敬遠される人も少なくありません。
またマンションは集合住宅である為に生活音やプライバシーなどの問題は切っても切り離せません。
構造によっては生活音などほとんど聞こえないこともありますが、古いマンションではテレビの音を少しでも大きくしただけでトラブルに発展してしまうこともあり注意が必要です。
マンションは管理規約によってはリフォームやリノベーションに関して規制がある場合があります。
規約の内容次第では所有者であっても自由に改装等できる戸建に比べるとデメリットといえるかもしれません。
戸建とマンションの資産価値
戸建の資産価値
戸建の資産価値は土地と建物の合計になります。
国税庁の基準では、木造住宅の法定耐用年数は22年です♪
従って、木造住宅では建築から22年経ったら建物評価としての価値はほとんどなくなってしまいます。
一方で土地部分は老朽化しない為、それにより資産価値が下がることはありません。
マンションの資産価値
国土交通省の調査によると、マンションの資産価値は築20年で新築時の60%ほどになるとされています。
そのあとも築年数が経つほど下落し築35年経過すると資産価値は30%ほどになってしまうようです。
時間の経過とともに資産価値が下落するのは戸建と変わりませんが、マンションの法定耐用年数は47年
とされており、下落率は木造住宅と比較するとゆるやかになる傾向にあります。
立地条件のよいマンションは築年数がたっても高値で取引されることも珍しくなく、資産価値は一概には築年数だけで判断できません。
居住目的だけではなく、将来売却することも考えている場合は立地条件も考慮する必要があります。
将来の予定は?
将来引っ越しする予定はあるか?
最初に考えるべきは将来引っ越しの可能性があるかどうかです!
一般的に売却しやすいのも賃貸しやすいのもマンションとされており
将来移転の可能性があるのであればマンションがおススメと言えます。
将来リフォームする可能性があるか?
子供の独立やバリアフリー化など、将来リフォームの可能性ああるかどうかも判断基準になります。
マンションで回収可能なのは基本的には専有部分のみです。
玄関ドアやベランダなどは共有部分にあたりリフォームできません。専有部分であっても
設備の移動や範囲に誠意減がある場合もあります。
たいして戸建は間取りの変更等を自由にすることが出来ます。
将来リフォームする可能性がある場合は戸建を検討するのがいいかもしれません。
戸建とマンションどちらが良いか、資産価値は重要な要素ではありますが
利用価値という観点で自分の生活スタイルがマンションや戸建の特徴とあっているかも重要ですので
ご自身、ご家族の生活スタイルもじっくり見直ししてみてください!