知って得する不動産知識💡 ~持ち家のメリット・デメリット
持ち家派?それとも賃貸派?
非常によく議論されているテーマですがその人のライフスタイルによって最適は異なるからです。
今回は賃貸と持ち家、どういう人にとってどちらがいいのか、双方の特徴、メリット、デメリットを考えていきたいと思います♪
持ち家のメリット・デメリット
メリット
ローン完済後は固定費が軽減
持ち家ではローンの支払いが終わるとマンション等の管理費や修繕積立金などを除き月々の支払いがかなり少なくなります。それに対して、賃貸では何年払いつづけようと支払い自体がなくなる事はありません。
これは賃貸にはない大きなメリットと言えます。
定年退職して収入が減少する時期までにローンの返済が完了すると、資産の取り崩しを防ぐことが出来ます。
ローンの支払いが無くなると月々の負担がぐっとなくなり生活が豊かになります!
不動産購入者に購入理由の上位には必ずはいっている「賃金の支払いがもったいない」が入ってきますが、まさにこのローン完済の状態を指しているといえるでしょう!
設計、間取りなど自由にデザインできる!
注文住宅の場合は外観・内装・間取りなどを自分の自由にデザインでき、より理想に近い空間を建築出来ます。
建売住宅や分譲住宅であっても設備や内装の自由度は賃貸に比べて高く、リフォームなども所有者の自由に行う事が出来ます。
自分の所有物・資産になる!
持ち家は不動産そのものが自分の資産となります。これはいくら賃料をはらっても資産にならない賃貸との最大の違いです。
これは不動産を購入するうえで大きなメリットの一つと言っていいかも知れません。
目に見える資産で残りますので将来は家族に相続をしたり、売却するという選択肢がうまれます。
立地によっては購入時より値上がりする事も期待できます!
団体信用生命保険の利用
団体信用生命保険は住宅ローン債務者が死亡したり、高度障害状態になっ場合などに残債の支払いが免除される制度です
住宅ローンの債務者に万一のことがあったときにご家族の負担を残すことが無くなります。
賃貸にはない安心できる仕組みです。
税制優遇制度の活用
住宅ローンを利用し住宅を購入する場合には、一定の条件を満たせば住宅ローン控除を受けることが出来ます。
これは税金面での優遇で、国が住宅購入を促進するための制度になります。
賃貸には、このような優遇制度はありません。
デメリット
移転が賃貸と比べて困難
不動産購入のデメリットとして賃貸と比較して引っ越しがしづらくなることが上げられます。
家族が増えたり、親と同居することになったり、逆に子供が独立して部屋を持て余していても、賃貸ほど気軽に引っ越しをすることが出来ません。
転勤や転職などで拠点が分かれ単身赴任になった場合は住宅にかかる費用が二重になってしまったりと小回りが利かなくなることがあります。
自ら建物のメンテナンスを行う必要がある
賃貸の場合、建物設備の損傷・故障が発生したら、多くの場合は管理会社やオーナーの負担で修繕や修理が行われます。
持ち家の場合は建物や設備の保守にかかる負担は所有者自身で行わなければなりません。
業者の手配も所有者自身で行う必要があり、費用も全額所有者負担になります。
損傷や故障はいつ起こるかわからないため突発的な出費となります。
固定資産税等の負担
不動産の所有者には、固定資産税や都市計画税などの税金があります。
これらの税は不動産を所有している限り発生する為、住宅ローンを完成しても負担は残ります。
資金計画をたてる際にはローンの返済だけでなく、税金の支払いまで含めて考えなければなりません。
負動産化のリスク
持ち家は資産として残る一方で、相続や転勤等で誰も住まなくなった場合、借り手や買い手が見つからなくなるリスクがあります。
不動産は所有しているだけで固定資産税などのコストがかかる上、遠隔地になると管理も難しくなります。
いわゆる「負動産」は昨今、社会問題になりつつあります。
賃貸のメリット・デメリット
メリット
ライフスタイルに合わせて移転が容易
賃貸の最大のメリットは住み替えが容易であるということです。
人生には様々な転換点があります。出産・転職・離婚・病気等、様々な生活環境の変化に柔軟に対応できるのが賃貸である事のメリットです!
メンテナンス費用が不要
持ち家の場合は、購入して住み続けると住宅の劣化は避けられず、10年20年経過すると修繕工事が必要になります。
住宅設備も購入当初は最新であっても、年月がたてば周りの他の住宅よりも相対的に古くなります。
賃貸の場合は引っ越しをすれば常に新しい住宅に住むことが出来ます。そして設備のメンテナンス費用が掛かることは基本的にはありません。
デメリット
月々の家賃の支払い
賃貸の場合は、持ち家と違って賃料の支払いが終わるとことがありません!
定年を迎えて年金暮らしになったあとも家賃の支払いを続けなければなりません。
その為老後に向けて資金を多めに準備する必要があります。
高齢だと賃貸の新規契約が困難
一般的に高齢になると賃貸物件を契約しにくくなります。
家賃支払い能力や死亡事故等のリスクを不動産オーナーが感じたり、保証会社の審査に通りにくくなったりすることが主な要因になります。
自由なリフォームが不可
賃貸の多くの場合、リフォームが禁止されています。
間取りや設備などの変更が出来ません。
物件を選ぶ際には希望に近い物件を選ぶことは出来るものの、注文住宅のように1から希望通りの間取りや設備を選ぶことが出来ません。
人生設計を考えて、無理のない選択を!
持ち家か賃貸かを選択する際、一つの考えかたとして金銭的な負担で考える洗濯があります。
しかし、それ以上に人生設計、ライフプランがご自身ご家族にとって満足出来るかという視点が大切です。
金銭的に無理のない範囲でシュミレーションを行い、理想と現実のバランスを考えながら判断する必要があります。